P2Pのネットワークでプライバシーは守れるか。最近のP2P事情

P2Pネットワーク。この言葉を元の意味に戻すという作業はクラッカーとハッカーを区別しようという話と同じではないかという逡巡もありますが、メディアでWinnyという華々しいデビューをしてしまったからには10年はこのイメージは払拭されない。
努力して3年、カウンターソフトが出てきて1年で払拭されると思う。
オーバーレイネットワークという名前で置き換えるというのも一つの手ではありますがここではあくまでもP2Pネットワークという言葉にこだわってゆきたいと思う。

では、まずP2Pネットワークを利用したソフトにどのようなものがあるかを現在のサーバクライアント型のサービスと照らし合わせて分類をしてみよう。
サーバクライアント型のサービスには以下のようなものがある。
■Web
nyud.net:8090/
これをURIの最後につけると、cacheされたデータが表示される。
PROXY-cacheサービスでは無いか?とは思うがjoin/leaveが繰り返されるP2PネットワークではこれがWebサービスにあたるのではないかと思う。
Freeweb
Freenetを使ってWebサーバを構築したもの。
DNS
これはもともとROOTサーバ群につながるDNSサーバ群によるP2Pネットワークであるので、割愛。
FTP
Freenet,Bittrent,KaZaA等のファイル共有ソフトがこれにあたる。
Winnyもこの一種かとおもいます。
■NEWS
これももともとfeedしている間ではP2Pネットワークであるので割愛
■MAIL
最終的なメール受信ノード(MX=10)あたりにP2Pネットワークが持ってこれれば良いのだが現在パーミション問題等で実現が難しい。(簡単なMX=20ぐらいの機能としてもまだパーミション問題等で実現が難しい)
■PROXY
Webのproxy、英和翻訳proxy等様々あるが、これもユーザが持つメタリクエスト情報から自分が欲しい情報をピックアップして持ってきてくれるRSSのような機能があれば良いのだが、これはクライアントの機能で十分かも。
IRC
IMと同義であるが、これはSkypeが現在使われ初めていると思う。